コンシューマグループ
コンシューマグループを使用すると、APIエコシステム内のコンシューマ(ユーザーまたはアプリケーション)を組織化して分類できます。コンシューマをグループ化することで、個別に管理する必要がなくなり、スケーラブルで効率的な方法で構成を管理できます。
コンシューマグループでは、プラグインを特定のコンシューマグループに絞り込むことができ、個々のコンシューマグループごとに新しいプラグインインスタンスが作成されるので、設定やカスタマイズがより柔軟で便利になります。
ユースケース
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権限の管理: コンシューマグループを使用して、さまざまなレベルの権限を持つさまざまなユーザーを定義できます。たとえば、通常のユーザー、プレミアムユーザー、および管理者ごとに個別のコンシューマグループを作成できます。
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ロールの管理:組織内には、異なる方法でAPIを使用するさまざまな部門やチームが存在する場合があります。これらのさまざまなロールのコンシューマグループを作成することで、APIの使用エクスペリエンスをカスタマイズできます。たとえば、組織では、マーケティングチーム、開発チーム、サポートチームごとに個別のコンシューマグループを持つことができます。
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リソースクォータと流量制限:コンシューマグループを使用して、さまざまなコンシューマにリソースクォータとレート制限を適用できます。たとえば、サブスクリプションプランに基づいて、さまざまなコンシューマグループに異なるレート制限を適用できます。
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プラグイン構成のカスタマイズ:プラグインのスコープを定義済みグループに限定できるため、異なるコンシューマグループは、要件に基づいて異なるプラグイン構成を持つことができます。たとえば、あるグループでは追加のリクエスト変換が必要になる一方で、別のグループではまったく必要のない場合があります。
注 : コンシューマグループ プラグインのスコーピングは Kong Gateway バージョン 3.4 で追加された機能です。異なるバージョンが混在する Kong Gateway クラスタ(3.4 コントロールプレーンで 3.3 以上のデータプレーン)の実行は、コンシューマグループ スコープのプラグインを使用している場合、サポートされません。
プラグインの絞り込み
次のプラグインをコンシューマグループにスコープできます。
- Rate Limiting Advanced
- Request Transformer Advanced
- Response transformer Advanced
- Request Transformer
- Response Transformer
注 : コンシューマグループ プラグインのスコーピングは Kong Gateway バージョン 3.4 で追加された機能です。異なるバージョンが混在する Kong Gateway クラスタ(3.4 コントロールプレーンで 3.3 以上のデータプレーン)の実行は、コンシューマグループ スコープのプラグインを使用している場合、サポートされません。